皆さんこんばんは、本日は潤滑油の役割についてお話をさせて頂くわたくしオイリーケミオカ(名前はいつも適当)です。

さて、いきなりですが問題です。
オイルの役割ってなんでしょう?
制限時間内に答えてください。

 

チッチッチッチッチッチッチッチッ、、、

 

はい、時間です。

それでは正解発表
正解は、、、、

1個じゃ無いんですよねー。
1個じゃなくてすみません。じゃあ何個なんだって話ですよね。
それは全部で大まかに分けて5個あります。
1.潤滑作用
2.密封作用
3.清浄作用
4.冷却作用
5.防錆作用

場合によってはあと2つあるともいいますが今日は上記5個で正解とさせて頂きます。

まぁこのブログ読んでる人はオイルにこだわるオイル変態が多いと思いますので殆どの人が知ってるかもしれませんね。なので細かくは書きません!
それよりもせっかくなのであまりネットで書かれないような役割の話をしますね。

まずはエンジンオイルの役割のなかでも4輪用ではなく、2輪用のエンジンオイルの役割について。
同じエンジンオイルという枠組みの中ですが特性は全く違います。それはなぜかというと現在2輪用のエンジンの多くが湿式クラッチ内蔵となっているからです。
殆どのエンジンオイルは4輪をターゲットとして作られているため湿式クラッチのあるエンジンには適していません。
4輪のエンジンは滑らせてフリクションを減らしエネルギーのロスを減らしたい。でも2輪はクラッチが滑っちゃうので滑らせすぎちゃダメなんです。
滑らせないで滑らせる。クラッチの事を考え特化してるのが2輪用のエンジンオイルなんです。
各メーカーが出してる最上級グレードのオイルは威信をかけてる部分もあるので良いものが多いと感じます。本当に良いのですが、これを4輪のエンジンに使っちゃうと良さがそんなに出ない。クラッチの事を必死に考えた処方構成なのにそもそもクラッチがない。だから良さが出ない。
4輪用を2輪に使っちゃうともっとダメ。滑っちゃうから。4輪用の良いオイルには摩擦を減らす材料が入ってることがほとんど。それが悪さをしちゃうんです。
やっぱり餅は餅屋。2輪用は2輪用。4輪用は4輪用って事なんです。

ギアオイルとかもそうなんですよ。やっぱり各部分毎に役割が違います。歯車の使い方と特性に合わせたオイルが必要になります。オートマチックフルードやマニュアルミッションオイル、デュアルクラッチトランスミッションにドグミッション。書いていくとキリがないですね。それぞれの機構にそれぞれの特性に合わせたオイルが必要なんです。いまルバードではデフオイルの新開発をちょうどしていますが、簡単に製品にはなりません。パーツ特性に合わせた調整が必要ですからひたすら調整の日々です。

各部分にそれぞれあったオイルを。
いろんなオイルが世の中にはありますので、それぞれ試すと面白い変化が感じられる。それがオイル選びの楽しみですよね。
ルバードはその楽しみを後押ししたいので納得できるまで製品を作り込みます。じゃないと皆さんに納得してもらえないですからね!

長い長いGW。時間を作ってまた書きたいと思います。