どーも、ルバードマンです。
珍しく2日連続での投稿となりますね。前回のブログで触れた、製品について触れていきたいと思います。
※書き終わってからの感想ですが、思ったままにかいたのでなかなかの長文かつ乱雑です。ご理解ください
LUBIRDは最初2つの製品で始動しました。
この製品をなくしてLUBIRDは無かったと思います。
2輪用 MOTO RACING 4T シリーズ
4輪用 SSR シリーズ
です。現在のフラッグシップモデルですね。
今回はそんなフラッグシップモデルの2輪用 MOTO RACING 4Tシリーズについてちょっとお話をさせてもらえればと思います。他製品と少し違って始まりの製品なのでちょっとしたストーリーも知っていただきたいです。
現在は新規オイルを作るにあたり色々な視点から『良い物』
について考えて作ります。
しかしMOTO RACING 4Tシリーズを作り始めた時は、オイル以外は本当に何も知らない状態でした。業界に知り合いもいないし、商売の仕方、、つまりは販売の方法もよくわかっていませんでした。今思えば恐ろしいスタートの仕方ですが、しょうがないですよね。始まりなんてそんなものです。
そんな状態でのスタートでしたので、エンジンオイル作りのコンセプトも単純です。
『いいものを作ろう!』
はい、コストとか関係なし。
市場で求められてる価格とかも考えてないです。知らないし。
本当に
『いいものを作ろう!』
バカの一つ覚えです。
ただ、バカなりに考えて2つの視点からのいいものを作ることにしました。
1つはライダーが体感できるシフトフィーリングの良さ。
もう1つはエンジンを開けた時の摩耗の少なさ。メカニックやエンジンチューナーへの安心感につながりますよね。
これが製品カタログにも載っている
「メカニックとライダーに安心を。」
という一文につながるわけです。
摩耗の低減についてはベースオイルの選定は勿論のこと、使用する添加剤の組み合わせを本当に何パターンも試しました。摩耗については試験である程度の数値は見ることができます。なのでとにかく作っては試験をしまくるということをしました。
併せておこなったのが製品化した際の保存の長さ、つまりは製造からユーザーの方が使うまでの期間ですよね。これも考えて、製品の状態安定度も見るということです。この安定度が低いと沈殿物が出てきたり、分離して2層に分かれたりします。缶に入ってしまうと見えなくなってしまうのでユーザーの方にはわかりずらいですよね。けっこうここ重要だったりします。沈殿物があるってことはその分添加剤の効能が薄くなってるということになりかねませんからね。
沈殿を見るためのサンプルだったと思う
これが沈殿が起きてるもの
沈殿がないとこれだけ綺麗です
この写真は昔FBの記事で使ったやつだった気がします。これらのビンサンプルはブース出店の際に大体持っていって展示してます。沈殿物が出るものと出ないものの差が見てわかるのでわかりやすいと思います。機会があればぜひ手に取ってみて下さい。
話がそれましたね。ここまではある程度試験などで判断しやすいので順調に進みました。
問題はシフトフィーリングの良さをどうするか、でした。
シフトフィーリングの良さってそもそもなに?ってなりますよね。フィーリングなので数字では出ない難しい問題となりました。これもとにかく実車でトライをしまくる事になるんですが、非常に難しい。
同じ車両でもA氏は良いと言ったオイルがB氏は良くないということもありましたし、A車で良かったフィーリングがB車ではダメになったりと、とにかく終着点が見つかりません。
これもとにかく常識では使わないものなどをいくつも試した結果、満足のいく結果を得られるものができました。まぁ失敗の数はほんとに笑えないくらいでたくさんの費用と泣きたいほどの時間がかかりましたが。。。
どんな走り方でもエンジンを守る、かつフィーリングは最高に!というコンセプトのものが形にできた瞬間は本当に嬉しかったですね。
ただ1つ悔やむことといえば、MOTO RACING 4Tという名前。。レーシングって安易につけてしまったばかりにレース用のオイルだと思ってる方が多いということです。単純に最高水準のオイルって感じでつけたんですが安易なネーミングはダメですね。
(このネーミングの安易さは4輪用のSSRでも発揮してますのでそれはまたその時にでも。)
レースでも使えるいいオイルってことなので興味を少しでも持ってしまったら使ってください。
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、、、、、
全然製品の中身の話はできてないですね!!
ルバードマンの気持ちばっかり書いてしまいましたがこれが現実です!結果としてはオイルを作った感想文になってしまいましたが、わたくし物書きではないので諦めてください!
書き始めて1時間半!慣れないことは時間がかかる!!疲れた!
回復したら次はSSRについて書きます
ではまた!